元エロビデオ雑誌ビデオメイトDX』(コアマガジン 1988~2010)編集長。写真は産湯に使っている本人。

マグナム北斗編・その参の壱●あの人は今、のおいらが 同窓会の招待状を出しました(仮)第3回 招待状送付人 マグナム北斗 出席◯

ディープなプロレス取材裏話で盛り上がってきた二人。ここでマグナム氏が経営するBAR『与太ばなし』へと場所を移して、対談を再開。壁に貼られている、氏が関係している大阪のプロレス団体の話から、当時のアブない交遊録の話へと突入していきます(笑)。反則スレスレの赤裸々トーク、伏字ばかりになってしまいますが、どうかついてきて下さいw

ディープなプロレス取材裏話で盛り上がってきた二人。ここでマグナム氏が経営するBAR『与太ばなし』へと場所を移して、対談を再開。壁に貼られている、氏が関係している大阪のプロレス団体の話から、当時のアブない交遊録の話へと突入していきます(笑)。反則スレスレの赤裸々トーク、伏字ばかりになってしまいますが、どうかついてきて下さいw


マグナム氏にお酒の用意をして貰いながら


松沢:タバコはやめたの?

マグナム:やめた。オレ、喉を手術したから。

松沢:ほぉ~。でも声変わんないよねw

マグナム:でもちょっと調子ワルなったね。でも裏声でるよ。たっかい声出るようになったもん、歌唄ったら。

――(壁のポスターを見ながら)こっちは何の?

マグナム:総合っすね。最近、ちょっとした総合格闘技も結構な人気で。一応、ケージで。UFCみたいにでっかないですけど、小っちゃいケージなんですけど。

――結構、プロレス団体多いですね、大阪。

マグナム:多すぎますねw

――レスラー、めっちゃいる。

マグナム:でも色んな団体に出るんで、結構カブってますよ。いいのか悪いのか。

松沢:だから、誰かが大会やるとなれば、そこに入ってくる。半分フリーでやるみたいなもんだよな。

――どっかに所属してるとかじゃなく、みんな緩やかにやってる…

松沢:だからファイトマネーを貰ってっていうことだよね。

――試合ごとに?

松沢:グラン浜田さんだって、Tシャツ売ってもうけて帰るみたいな話したもんね。

マグナム:でも浜田さん、手術しはったから、それから復帰してないです。

――こっちのお店はもう何年くらい?

マグナム:一年くらいですよ。

松沢:二年たってないよね?

マグナム:一年たってないです。去年の八月ですよ、まだ。

松沢:一年たってないの?

マグナム:松沢さんから写真送ってきたじゃないですか? 梅木が撮った…。

松沢:いや、平沼さん(注66)が撮った。

マグナム:平沼さんか。

松沢:あれ、飾ってあるかと思ったらないね?

マグナム:飾ってますよ、あそこに。

松沢:ああ~っ、あれか、あった(注66-1)。

マグナム:あれをね、かっこ悪いから家に持って帰ろうと思ったら、店のヤツが「ここに置いときなさい! そして『あの頃のボクは死にました!』と言いなさい!」言うてww

松沢:はははっ。あれがその『男優座談会』の時の写真なのよ。白夜の会議室の隣りの通路かなんかで撮ったやつだよね。

マグナム:そうそうそう。五階では『パチンコ必勝ガイド』の連中がパチンコ打ってたね。

松沢:それが出て来たのさ、オレが会社を辞める時に。

マグナム:整理してたら?

松沢:そうそう。いらないしw


松沢、自身がこの日着てきた”マグナム北斗Tシャツ”を見せながら、


松沢:これさ、”マグナム北斗Tシャツ”、フェイスブックでTシャツ作りました、買いましょうって書いてあったんだよね。「買わざるを得ないだろう」って。でさ、関東圏で、東京でこれ着るのはオレ、それほど抵抗はないのよ。チラチラっと見られるとちょっとイイのね。でも、キミの地元でこれ着るのは相当抵抗があるw ヒヒヒヒッ!

マグナム:ヒャハハハハッ! 実は近所の知り合いの小料理屋というか居酒屋があるんですけど、そこの周年にね、中の従業員全員これ着てたんですw 黒の。そこに周年の祝いに行ってたんですけど、全員これ着てるから、なんかオレに対する圧力かなってww

松沢:しゅうねん?

マグナム:何周年のお祝い。

松沢:リスペクトと思わなかった?

マグナム:思わない。なかば嫌がらせかなってw

松沢:ああ~っ、かもしれないね。それぐらいやりたいタイプだよね。なんやねんお前らっていいながら悦んでるw

マグナム:ハハハハッ。

松沢:それで丁度知り合った頃って、世間はバブルだったと思うんだけど、実際、オレはバブルのイメージはなかったわけよ。

マグナム:ずっと編集部にいたから?

松沢:かもしれないし、忙しかったからかもしれない。

――金がなかったから恩恵に与かれなかったのかなあ。タクシーが捕まんないくらいで。

松沢:そうそうそうww ボクらそうだったな、編集やってたのは。

マグナム:でも制作に金かけれたというのは…。

松沢:確かにそれはそう。『レッスルボーイ』は380万円だったのかな。オレは「少ない!」って言ってたんだけど、「400万くれ!」って言って380万だったんだけど、620万使ってたからねww

マグナム:ハハハハハハッ!!

――経費を?

松沢:制作費。

マグナム:凄い。それは廃刊になるわww

松沢:いや、それは関係ない。

マグナム:関係ない?

松沢:関係ない、関係ないと思うんだけど…。だからその頃さあ、平地と最初にどっかで飲んでてびっくりしたのが、新宿の焼き肉屋の通りを入ってった、一方通行入ってたところの地下にちょっと大きめのバーみたいなところに連れて行かれたんだよ。

マグナム:オレに?

松沢:そう。そしたら奥に前田とラモス瑠偉と武田修宏がいた。

――前田っていうのはプロレスラーの前田?

松沢:そう。前田日明と真ん中にラモス瑠偉がいて、それで入ってって「おおっ! なんだこりゃ!?」と思ったの。新宿の明治通りの分かれたところからの…。

マグナム:そうそう。二階っすよ。要するに厚生年金の裏です。

松沢:そしたらラモスが「マグちゃん、久しぶりやね」ってww 「なんだ、コイツ?」って思ってねww

マグナム:はいはい。っていうかね、みんな「コウジ!」って呼ぶの、全員。「どうしたの、今日?」「いや~、今日、取材。その帰り」ってww

松沢:そうだ、取材の帰りだ。それで連れてかれたの。Jリーグが始まって2年目くらいの時。

マグナム:いや、始まる前。始まってたかな? いや、日本リーグ最後の年ですよ。そのくらい。

松沢:だからカズいなかったんだw

マグナム:いや、カズいたけど。

――その場にいなかっただけ。酔い過ぎw

マグナム:実はラモスとカズはあまり仲良くなかった。ちょっと気取ってたでしょ、カズがね。ラモスが一生懸命練習して、一生懸命遊ぶヤツが好きなんで、イキがるのが好きじゃなかった。で、カズとはイマイチ、当時は良くなかった。

松沢:オレはビックリするよ。前田日明がいたっていうだけでビックリするのに、ラモス瑠偉が一人いたってビックリするのに。前田日明、ラモス瑠偉で、で、太刀持ちのような武田がいるわけだww

マグナム:あの遊び人が太刀持ちだからね。

松沢:太刀持ちだから。

マグナム:その前は、露払いに藤吉(注67)っていうのもいたから。


取材協力:マグナム北斗の店『与太ばなし』大阪市中央区千日前1-6-7日宝阪町ファイブ5F  (06)4963-3645


(その参の弐へ続く…)