元エロビデオ雑誌ビデオメイトDX』(コアマガジン 1988~2010)編集長。写真は産湯に使っている本人。

マグナム北斗編・その四の壱●あの人は今、のおいらが 同窓会の招待状を出しました(仮)第3回 招待状送付人 マグナム北斗 出席◯

AV男優から漫才師、そしてリングアナへと転身を続けたマグナム氏。そして話題は大阪帰還の理由から現在、経営するバーの話へと移り、最後はマグナム氏の”性の目覚め”のお話へと…。”関西のオモロい兄ちゃん”が出来上がるまでの貴重な思春期トークも必笑です!!


松沢:
ワハハハハハッ。「ここの連中はオレの客」みたいな感じで喋っちゃうと。

マグナム:それをね、言われるんです。言ってしまって、「いなきゃいいかな~」と思ったけど、少~しの空牙のファンの女の子たちが聞きたくない話、いっぱいするやんww 

松沢:ハハッ。素顔の話は知らない話ね。で、今はリングアナはここだけなの?

マグナム:いや、道頓堀と他も頼まれりゃ、やりますよ。

松沢:道頓堀は必ずやるわけじゃない?

マグナム:必ずやります。地方大会の、この間、名古屋は行かなかったけど。

松沢:行かない時はリングアナは誰がやる?

マグナム:たまたまね、名古屋のリングアナがいたんで。

松沢:ハハッ、名古屋にフリーのリングアナがいるの?

マグナム:いるの、いるの。そういう人を頼んでしまったんで、「じゃあ、それでいいよ」って。行かないで良かった。オレ、お店入ってたから、その前後がもの凄かったんで、あれで名古屋行ってたら、今頃、死んでる、きっとw

松沢:フリーのリングアナっているんすね~。

マグナム:きっと本職じゃないでしょ、だって。なんかやりながら、好きでやってるんでしょうね。

松沢:オレ、草野球のフリーのアンパイアになりたいと思ったんだけど、それもなかなかねw

マグナム:それを言うんだったら、草野球のフリーの助っ人っていうのもいるじゃん。

松沢:ああ~。でも実力が、ね。じゃあまた、今の話に戻るけど、まず、ここのお店はどうしてやることになったの?

マグナム:道を歩いていて…。

松沢:ホントにw

マグナム:ホントホント。隣りの店をやってる人に久しぶりに偶然会って、「マグさんも店やりませんか? 隣あいてまっせ。」って。「安いですよ。安いけど空いてますねん」って。「えっ、ホンマ?」。で、ちょうど、地方のね、エロ風俗誌に原稿とか書いて小銭稼いでたのが、どんどん無くなっていくわけよ、本が。大して薄い金やったけど、それでも何冊も無くなると、結構減るわけ。

松沢:こんなくらいの雑誌でしょ?

マグナム:『ポケット~』とかね。仙台とかね、あと九州のとかで書いてたけど、薄いのよ。で、それが無くなっていくので、なんか生業を作らなきゃなって思ってたので、「水商売、またやるかーっ!」って思って。で、やろうかなって。言われましたよ。「そろそろ引退する歳でしょ?」って。そんな脱サラおやじみたいなこと言われてw

松沢:ハッハッハ、そっちの方ね、引退ねw

マグナム:そうそう。言われましたけどね…。まあ、「行けるとこまで行こかな」って。

松沢:本当に歩いててそうなったの?

マグナム:本当に歩いてて、道で「空いてますよ」って言われて。借りたら「じゃあ、やるかーっ!」。

松沢:さっきの店の奥さん(注90)…お姉さんも「黒門町でやってた」って。

マグナム:あの人はもっと古い知り合い。あの人の前の店は、日本橋とかでトークライブやった時の打ち上げ場所だった。オレらの打ち上げだと、「芸人だとお金ないだろう」って、一人三千円でやらせてくれたの。

松沢:ほーん。言ってたのは「中途半端な場所にあった」って。電気街にも入らないし、黒門町でも…。

マグナム:一番端っこ。中途半端な場所で。そこがまた、隠れ家みたいな感じで良かったのよ。打ち上げには最高。ムダに広かったのよ。



取材協力:マグナム北斗の店『与太ばなし』大阪市中央区千日前1-6-7日宝阪町ファイブ5F  (06)4963-3645


(その四の弐へ続く…)