素人のマニアカップルから、アダルト業界に生きる女の深層心理に迫るインタビューを多数行うライター。

投稿者インタビューアーカイブ●ネトラレの流儀●P/OF&MAYU…02

女子高生時代、見知らぬ男子から「中学の卒業アルバムを見ました。僕と付き合ってください」とコクられたことは数知れず。そんなマドンナが選んだ亭主は、愛する妻が他人とセックスして美しく悶絶する姿を見るのが大好き! 幾本もの肉棒を頬張る妻に興奮し、最後は自らのペニスで締める、男気溢れる複数プレイマニア!

 ちなみに奥さんはこの笑顔だから学生時代からモテていたようだ。初めての男女交際は高校時代。しかしセックスについては奥手だった。

「よく言えばウブというか(笑)。交際イコール、エッチという感覚はなくて。恋愛への憧れはあったんですけどね。高校時代、会ったこともない男の人から“付き合ってください”と言われてドキドキして。じゃあ友達から始めましょう……みたいな答え方をしたんです。でも向こうは付き合っているような態度で来る。それである日、相手の家に遊びに行ったら、触ってきたんです。びっくりして“無理です。違います。ごめんなさい”って帰ったこともあった。知らない人とするのはあり得ない」

 無防備と言うか、どこか天然の香りもする奥さん。

「そういうこと、何回かあったんです。初めての人にいきなり言われるってパターンが。中学の卒業アルバムを見たとか。だから高校のときが一番のモテ期だったかもしれない」

 投稿雑誌との出会いは、ネット投稿の延長線上にあった。奥さんは素直にサイト管理者のコメントなどを読んで嬉しいく思い、いやらしい気分にもなって前向きだったが、ご主人は愛する妻を世間に晒すという感覚はなかった。

「モザイクはかけていても不安は消えないですよね。だからブログを始めたんです。自分で管理するほうが安心だから。それもまあ、やり始めた頃は流行っていたんだけど、そのうちエロ系ブログに対する締めつけが厳しくなってきたんで閉じました」

 第一段階がエロサイトへの投稿。第二段階がブログ。ご主人にとって“愛する妻の美しい肉体を他人に見てもらう”のは、自分の欲求に対して素直な行為。エロブログを取り巻く環境が悪くなったからもう引退……などという一過性の遊びではない。では次はどうしようと、思考回路はさらにパワーアップする。そこで出会ったのが投稿雑誌。ネットで仕入れた情報をもとに、一番刺激的な投稿雑誌を選んで買ってみた。それが『ニャン2』関連雑誌群だった。

「寝取られというか、その頃から徐々に複数プレイに興味が集中してきて。だからブログをやってるときに“単独さん募集”をやったことがあるんです。だけど最終的にはネットだからやっぱり怖いなと。スケジュールを合わせるのも大変だし。だから結局、自分たちでセッティングして複数プレイをやったことって、一度もないんです」

 そんなときに、これしかないと確信したのが『ニャン2』グループ誌のマニア撮影。編集部との交流が始まり、複数プレイを相談。

「彼女が自分以外の男性とやってるところを見てみたい。それが最初でしたね。それで興奮してきたら自分も参加する。それがいいんです、複数プレイは」

 興奮して言うご主人。しかし奥さんはネット時代の“単独男性募集”企画同様、最初は戸惑ったという。

「初めは意味がわからなかった。なんで私が他の人としなくちゃいけないの? 複数でやるんだったら……スワッピングのほうがおもしろいんじゃないの? って」