SNS以前の雑誌投稿写真の時代には、出版社にフィルムもしくはデジカメデータを送り、採用されてはじめて人の目に触れる、それが当たり前だった。そもそも、撮ったエロ写真は自ら写真屋に持ち込んでも現像してもらえないという実情もあり、投稿誌に送ることで返送される焼き増し写真が欲しいが故に投稿をするというマニアも多かった。しかし、インターネットの登場により素人マニアが撮影した写真や動画を、自身で運営するホームページ、ブログ、SNSなどで自らの責任において発表する、自己メディアマニア撮影とも呼べるシーンが生まれた。独自の発展を遂げたこの動きは、マニア一人一人が責任編集者となることもあり、非常に芳醇かつ多種多様で、その全容を把握することはもはや不可能という領域まで発展していく。この連載は、現役で活動するマニアから直接話を聞くことにより、その実像を解き明かそうとする試みである。
第一回は「シティ派野外露出調教」を自称し、非常にユニークな露撮(露出撮影)を行うはづきちゃん1号カップル
はづきちゃん1号&カズ
年齢は共に30代
2012年:出会う
2013年:初セックス、付き合いだす
2017年:結婚
2018年2月:初投稿
-早速過激な登場で驚きました(笑)※1
※1:この日、インタビュー場所のホテルに亀甲縛りにバイブをぶら下げるという格好で登場した。
カズ(以下、カ):ありがとうございます(笑)まぁ、ここに来るまでに捕まってもしご迷惑掛けたらいけないと思っていつもよりは軽めにしておきました。
-それでもめちゃくちゃ目立ってましたけどね(笑)では、早速、上のプロフィールを元にお話を進めさせて頂きたいのですが、まずはお二人の過去、幼少期なんかから掘り下げたいと思います。ではカズさんから。
カ:幼少期ですか。ぼくの場合はまず、エロビデオが好きだったというのがあって、何より過激なエッチがしてみたいというのが15、6歳くらいからありました。まぁ、当時はお金も知識も無くただ憧れていただけなんですけど。二十歳を過ぎてから、はづきと出会う以前の彼女の写真を撮りはじめました、それが今に到る原点ですかね。
-その当時から撮った写真はネットに上げたりしてたんですか?
カ:いえ、はづき以外で公開したことはないですね。付き合って写真を撮った子は何人も居て、家にその写真もまだあるんですけど上げてないですね。
-以前に撮っていた写真も今のような露出写真?
カ:その時は、露撮はやってなくて専ら過激なプレイを撮りたいと思ってやってました。ぼく、最初は自分をマゾだと思ってたんですね。責めるより責められる方が好きだったんで。でもある時、それより「オラ、やれよ」みたいな感じで命令して責めさせるのが好きだったと気付いたんです。
-なるほど、それで激しいセックスを突き詰めたら露撮に発展していったわけですか?
カ:そうですね、はづきが他人から見られることで興奮してもらうっていうのがありますし、ぼくがそれを見て「わっひゃーい!」って思って見るのもひとつ、あとそれを写真に撮りたい。そういう一石三鳥、四鳥の世界になってるなって思ってます。ただ、今やはづきはちょっとくらいの露出では興奮しなくなってますけど(笑)