前回のその3から繋がる内容のインタビュー第四回。今回が最終回です。インタビュー全体で分けるとその1とその2でひとつ、その3とその4でひとつ、のテーマで纏まっていると思います。一週間のアップ毎に追っていた方は、もう一度その1から読み返し、お二人の哲学に触れてみて下さい。
HAL&璃子
活動拠点:関東近郊
HAL氏が東京、璃子さんが九州での遠距離
出会って17年目
-では、もう少し掘り下げた部分でツイッターを使って全体的に表現したいこと、モットーとしていることってどういうものになるんでしょう?
H:直球で言うならさきほど言った、場所特定されない、法に触れないといった最低条件を満たした上で、出来る限り見た人が「オッ!」と思う写真を貼りたい。驚きの「オッ!」「マジ?」みたいな。
-それはビジュアルとして衝撃的な写真ということですか?
H:そうそう。インパクトの強い写真。え!? こんなところで脱いだの? とか、言ってみれば合法スレスレのライン上をずっと歩いて行けたら一番いいんですよ。
-そういう遊びとして捉えてらっしゃるんですか?
H:うん、遊びの一環。だから見せたいっていう意味での自己顕示欲の解消としては、他のSNSを使っている投稿者さんとなんら変わらないと思う。ただそれがあんまり亢進しちゃうと見てる人も辟易しちゃうと思うからそこは気を付けてます。
-その中の貼った写真の中で、いいねやRTが多いものに影響されたりとかは?
H:興味ない…。そんなことよりも、貼った写真について「今上げた写真を撮られるなら、次はこんなこと出来ませんか?」とか「こういうシチュエーションって今までありませんでしたか?」と、提案付きでリプが来たらすぐ反応する。だからコミュニケーションと向いてるベクトルの向きで、同じ方向を向いてると感じたら、すぐにえこひいきしちゃいますね。
-なるほど。いえ、実はこの質問の次に、バズるツイートの傾向なんかを聞いていきたかったんですが…。
H:バズる…? なにそれ?
-ひとつのツイートがいいねやRTをバンバンされて、言ってみればプチ炎上状態、物凄く拡散されることをバズるって言うんですが、この言葉をご存じないということは、もう全く興味がないという?
H:それ、なんの得があるの?
-自己顕示欲がより満たされる…とか。
H:いや、自己顕示は投稿した段階で満たさなきゃ。それをより深く求める人はキチガイですよ。貼ったところで「アハハ! 楽しいだろ?」って言ってるレベルが一番バランスのいいところで、それ以上に亢進していってあれもこれも、いいね、RTの数を要求しはじめると承認欲求が強くなりすぎでキチガイの領域ですよね、お薬処方されますよっていう。
-ツイッターに依存してしまっている?
H:そうですね。自己顕示欲としての表現だけど、別に見ている誰かに充足感を与えるために発信しているわけじゃないですから。
-でも、続けていくと、自然と受けがいいものに流れていってしまうみたいなこともなかったですか?
H:意外とみんなそうなんだよね。でもそれは他人に迎合しているだけの話で、自分で発信してるのに、他人がこう言うからじゃあこうしようって考えはじめたら、その時点で自分の趣味じゃなくなってるもんね。他人の顔色見ながらやってたら、そんなの自分の楽しみじゃない、私は自分がしたいことをしたいだけなので。
-確かに。
H:でもね、そうしてツイッターのエロアカを追っかけて、いいねしたりRTしたりしている男性は私の感じる限り、キチガイ率は高いです。だからその人たちの意見を聞く、ひいては取り込まれるようなことがあったら共倒れになっちゃうから注意が必要です。と、思います。そう思って私は会ってます。だからこないだも集まった男性に言ったのは、皆理解してなきゃいけないのは、私らも、あんたらも、どっかおかしいんだからね。それを理解して遊んでないとエライことになるよって。