素人のマニアカップルから、アダルト業界に生きる女の深層心理に迫るインタビューを多数行うライター。

投稿者インタビューアーカイブ●ネトラレの流儀●P/撫子…03

女体は大地と一緒なんです 妻は大勢の男に犯されて 淫靡で肥沃な女体となった

 本誌読者にはおなじみだが、彼氏候補は国内に限らない。
「こういうプレイをするという絵図を描けば、それを達成するためには手段を選ばないんで。外国人を集めるためにはどうするか、商社マンを口説くんです。そして紹介してもらう。そういう一流企業の知り合いの外国人って、けっこうセレブな方々が多いんですよ。ヨーロッパの貴族とか。すでに何人かの外国人は“日本の妻はこの人(撫子さん)”と決めてるみたいで。先々は、港々に彼氏を作りたいですね。いつどの国に行っても泊まるところには困らない、みたいな(笑)」
 壮大な夢である。もちろんそれは夫の野望であることは言うまでもない。妻は、嫌だ嫌だと言いながら従うだけである。拒否することはないのだろうか。
「皆さん、もう集まって……お時間いただいてますから……」
 健気に言う。それを受けて夫が補足する。
「というか、当日の朝に言うんです。そうでなければ心配性で寝れなかったりするんで。いつも奇襲攻撃です。“もう皆さん、来てるから”と言われると断れないでしょ? だからできるだけたくさん集めたり、遠くの人を呼んだりして、後には引けない状況を作っておくんです」
 夫しか知らなかった奥さんは40歳を過ぎて世界中の男たちとやりまくる《寝取られ妻》となった。今までで一番興奮したプレイを聞くと「目隠しプレイ」だと言った。
「ホテルで目隠しされて縛られて、後から男の人たちが何人か入って来たんです。それでいろんなことをされて……」
 強制フェラ、輪姦と大勢の男たちにオモチャにされたという。男たちは撫子さんを精液まみれにして去っていった。しばらくして夫が部屋に入ってきて目隠し、縄を解いてくれたという。そんなプレイだった。プレイに入れば興奮する。「それでも積極的にはなれないです」とも言う。これまで何人の男に輪姦されてイキまくったことか。なのに清楚さは失わない。だから男たちは勃起する。しかしそのすべてが、夫婦で高まるための「壮大な前戯」にしか過ぎないと言う。夫婦間のセックスは変わったのか。奥さんに聞いた。
「それはやっぱり、こういうことをするようになってからのほうが……興奮します。(夫は)ツボをわかってるんで、本当に感じるところを攻めてくれるんで……」
 恥じらいながらも撫子さんはしっかりと言った。それを受けて夫が締める。
「でもそれも、僕だけでは無理なんです。彼女、いろんな男に愛撫されているんで、いろんなところが感じる体になっている。普通の奥さんは旦那だけ。うちはもう、鍬抱えて大勢の男たちが日々耕しに来ますからね。相当に肥沃な大地になってますよ。セックスにおいての男の仕事は百姓と一緒ですよ。耕せば耕すほど、実り豊かな成果を得られる」
 肥沃な大地……。確かに頷ける。淑やか然としていながらも艶やかなオーラを放つ寝取られ妻は、その存在感だけで男の勃起心を誘う。夫婦はこの日もまた「壮大な前戯」のためにホテルのスイートルームへと向かったのだった。