松沢:ぼくは見れなかったんですけど…、お蔵入りしちゃった”タマ出し”。あれって他のメーカーでしたっけ?
三代目:ううん、ウチ。ビデオには出来なかったんだけど、”タマ出し”っていうのが出来るって聞いて嬉しくてウチでお金出して、スタジオ借りて、やって。で、お蔵入り。でもあれから色々あったのよ。オランダ行ったり、ドイツ行ったり、フランス行ったり。海外ならいいだろうと思って色々当たってみたんだけど、全部ダメ。
松沢:唯一、コアマガンジンの『BURST』(注16)が映像で…。
三代目:でもそのあとで『BURST』無くなっちゃったじゃんw
松沢:そうなんだけど。ぼくが「こういうのあるんだけど」って『BURST』に持って行って、「お金要らないけど、出したいって言ってるんだけど」って。そしたら「ぜひっ!」ってw
三代目:ホント、あの時は嬉しかった。でもそのあと、雑誌が無くなったって聞いた時はショックで。あはははっ。
松沢:あれが原因で無くなったってわけじゃないw 無くなっていく段階だったので。
三代目:でもタイミング悪いじゃんw
松沢:あの当時、付録でDVD付け出したら終わりって言われてて。それで付けたら終わったw
三代目:今でも”タマ出し”の素材あるよ。写真も。なんか出せるとこない? 今でも会う人会う人みんなに言ってるけどね。「どうにかなんない?」って。だってもったいなくて~! ”タマ出し”~!!
――それっていうのは、キンタマ袋からタマを出すという…?
三代目:そうなの~w
松沢:この話っていうのはぼくはデブかなんかの現場で聞いたと思うんですけど、なんかね、聞いているだけで胃とか、睾丸とか、胸のあたりがシクシクと痛むんですよ。
三代目:みんなココ(股間)を押えます、話を聞くと、まず。でもあの時は東スポが来てくれたんだよね。ネタになるかどうかはわからないけどって。それで”タマ出し”を見て。それで翌週かなんかに「俺はこのままじゃいけない」って言ってAV担当降りちゃって、野球に行っちゃったw はははっ。「俺はこんな狭い世界にいちゃいけない。他にも世界はある」とw
松沢:その人知ってるなあ。確かジャイアンツ番になったんですよ。元々、『街頭淫タビュー』(注17)をやってた人で、俺が「『街頭淫タビュー』好きですよ」って言ったら凄く喜んでたw
三代目:素人とか、そういうの好きな人だったんだよね。でもそれで人生変えちゃったんですよ、彼w はははっ。
松沢:わははっ。それじゃあ、その記者の人生を変えちゃったこの撮影の話を探っていきましょうか。最初、どっから来たんでしたっけ、この話。
三代目:”タマ出し”? ”タマ出し”は山咲美花っていう女王様と普通の話をしている中で、「”タマ出し”っていうのをプレイでしてる、個人的に」ってところで、「え~、何ソレ?」って食いついたのが始まり。「ああして、こうして」っていうのを聞いて、「うわぁ~、それ映像で撮りた~い!」って言ったら、「いいわよ~」ってなって。
松沢:それをやる男の人って大阪の…
三代目:名古屋の。
松沢:お医者さん?
三代目:お医者さんは付添いで来てくれたの。あっ、もちろん、医者も”タマ出し”をする人なの。で、Vに収めたのは名古屋のショップ店員。
松沢:その美花女王様のプレイ相手がその医者の先生、外科の?
三代目:そう、その先生。
松沢:で、自分では切らないでその美花さんが切る。
三代目:そう、美花さんが切る。
松沢:で、外に出すんでしたっけw
三代目:写真がないのが残念w で、私が説明したのって聞いてましたっけ? 7回切るんですよ。7枚膜があるから。
松沢:一度に切っちゃいけないの?
三代目:一枚一枚、メスで切る。で、最後の一枚を切ると”タマ出し”。
松沢:「今、なんどきだい?」って言ったら大変なことになっちゃいますねw
――”時そば”ならぬ”時タマ”w
三代目:ホント、そんな感じよw
松沢:一枚切りすぎちゃったりしてw
三代目:そうして出すときは7枚丁寧に切るくせに、片づける時は一番上の皮を1枚留めるだけ。釣りの時のテグスで縫って、あとはマキロンをシュッシュッシュッてするだけ。
松沢:あとは自然に…。
三代目:自然に。人間の体って生きてるからさあ、細胞が勝手に…。
松沢:外の空気にさえ触れさせなければ、雑菌も入らないしっていうことか。
三代目:そそそっ。生き返るの。
松沢:それで「それを撮りたい」って言って撮ったの?
三代目:そう。「撮りたい」って言ったら、美花さんが「いいわよ、探してきてあげるわよ」って言って、連れてきてくれたのが名古屋の子。
松沢:ショップっていうのは?
三代目:名古屋にある系列店。名古屋に3店舗くらいあるのかな。
――SMクラブですか?
三代目:ううん、ビデオショップ。
松沢:ビデオショップですか。
三代目:昔からあるよ。私、ショップの取材やってたじゃん。あの時も行ってるんだもん。そこの店長です。で、撮るってなった時に、せっかく撮るなら一本だけじゃあれだなってなって。スタジオも借りるし。そしたら美花さんが「じゃあ、この子使って。ウチのお店のM女だから何でもやって」って言って連れてきて、マ○コのビラビラを切ったんですよ。で、もう一人連れてきたのが、自衛隊員。で、「コイツは何してもいい」って言うんで、串刺し…。
松沢:何をですか?
三代目:全身。
松沢:ああ~、はいはいはい。それは全部、美花さんがやる?
三代目:全部、美花さんがやる。全部、美花さんがチョイスして持ってきた形で撮ったんです。3本ともお蔵入りで。
松沢:葵さんが撮ってるんじゃなくて…。
三代目:とっちんw(注18)。
松沢:とっちんか。その”タマ出し”する名古屋の人って痛がるんですか?
三代目:勃起するんですよw ホント最初はこんな萎れて芋虫みたいなチ○コなんだけど、”タマ出し”が始まって、触ってるのもあるけど、メスが出てきたあたりからどんどんどんどんデカくなっていって。結構、イイモノ持ってるのよ。んで最終的に全部切り終わった頃にはガン勃ちだから。で、その彼に聞いてみると、彼も家でオナニーする時、”タマ出し”でやってるんですって。普通のオナニーできないんですって。オナニーを”タマ出し”でやってるから、もうタマがガッチャガチャなんですよ、縫い目だらけだから。
松沢:”タマに傷”なんですねw
三代目:そう”タマに傷”w ホント傷だらけ。何十回もやってるから。
松沢:その人、経験者なんですね。
三代目:そう経験者。自分でもやってるから。自分でメスで切って、それで自分で留てんです。
松沢:ああ~、そうですか…。
三代目:だからオナニーする時、大変よね。いっぱい血が出ちゃうから。
松沢:射精するんすか?
三代目:そう。
松沢:そん時もしたんですか?
三代目:そう。
松沢:凄いな、それ…。
三代目:だってしごくんですよ、だから。こっちからいっぱい血が出てて。で、医者の先生が見てて「これ以上、血が出ると危険ですから入れましょう」って言って、タマ戻して、縫って、その間中もしごいてて、「ああ~、気持ちいいです~」ってw なんかトンチンカンだよねw
松沢:この話聞くのは二度目だけど、また気持ち悪くなっちゃったw
三代目:ははっ。映像も残ってるんですよ~。ノー編集で。どうにかなりませんかね~? いい素材なんだけど。ふははは。
松沢:なんかちょっと手が震えてきちゃったw
三代目:想像できるでしょ、その画が。
――その出し入れするタマっていうのは、毎回、同じタマなんですか? 一個?
三代目:両方出すんですよ。あっ、タマじゃないのもあったね。で、自衛官の子か。亀頭をね、”四つ切り”にしたんですよ。
松沢:んんーっ!!
三代目:四つに分かれるんですよ、チ○コ。思い出した? やったよね~。
松沢:その人はそういう人だったんだよね。
三代目:そうそう。切るのとか刺すのとかが好きだから。
――切ってから繋げたんですか?
三代目:自然になるんです。人間が再生するんで、体として。思い出した、あの臭いがさ、いい臭いで。香ばしくて。ハンダごてみたいなのでジュッとやるから。
松沢:ははははっ。
三代目:ヒドイでしょ。チ○コ四つ切りにしてハンダごてでさ、”タマ出し”はテグスでさ、マキロン塗って。人間、生きてるよね~、ちゃんとw ふははっ。
松沢:簡単に死なない、みたいなw ダメだ、映像が脳裏に…w
三代目:ふふっ、今日は生肉食べたくなりますよ。だってその日の打ち上げ、レバ刺しだもんね。みんな同じ意見だった。「生の肉、食べたくな~い?」みたいな。
松沢:かっかっかっ。
三代目:当時、うるさくない時代だったから、レバ刺しとかさ、ユッケとか。みんなで焼肉屋行ってさ、食べた。
松沢:なんか当時より体がザワザワしてる、今w
三代目:なんで?
松沢:なんででしょうね。現場から離れたからでしょうかね、ふっはっは。
三代目:そうね。当時はね、似たようなのも他にあったからね。