インターネット上に自ら撮った写真、動画をアップし発信するマニアカップルから、その活動について聞く連載第五回。やはりコロナの影響は大きく、前回更新から約1年半も休止してまして申し訳ありません。今回は第二回でお話を伺ったHAL&璃子&梨夏さん(@HAL_nymphoR3)が再登場。前回インタビュー時には璃子さんおひとりだった女性が、約2年を経てもうひと方。新たなパートナーである梨夏さんを交え、コロナ渦でのエロ活動、ポリアモリー、エロのサブスクリプションなど話題が横断する現代マニアの肖像。その1です。
-お久しぶりのご登場となります、HAL&璃子さんですがすでにお分かりの通り、もうひと方、そこへ女性が座っておられます。
梨夏さん(以下、梨):はじめまして梨夏です。
-ああ、素敵なお声です(笑)本当はすぐにでもお話を伺いたいところなんですが、前回のHAL&璃子さんへの取材が19年9月のことでしてそれから約2年半ほど経過し、その間、どのような活動をされていたのか時系列でお伺いしたいと思ってますので、出番まで少しだけお待ち下さい(笑)
梨:はい。
-それでは前回取材後、すぐに発生したのがなんといっても新型コロナウィルスです。そこで、コロナ渦でのマニア活動とはどのようなものだったか、というところから伺っていきたいのですが。
HALさん(以下、H):何も感じてないですね。
-活動を制限されたということは?
H:なんの制限もされてないです。実際、コロナになってからガラガラの新幹線、ガラガラの飛行機に何度も乗りました。グリーン車に乗ったら、車輌がぼくひとりだけというのも2回くらいありましたね。実際考えていたのは、あれだけ行動規制だなんだと話が出てる中で動けば、自分が真っ先に罹るものなのかなと、最初の1年くらいは思ってたんですよ。それでもさんざん公共交通機関に乗ってましたがコロナに罹ることはなく、身近な人で罹った人がいてもぼくは罹らず、1年過ぎたあたりでこれは関係ないな、と思ってそこからは全くの通常モードです。かえってそこから梨夏が出てきたんで、今まで以上に移動する頻度は一気に増えました。
-なるほど。となると次の質問。というわけにもいかないので・・。
H:あれ。まずかった?(笑)
-いえ、そういうわけではないんですが(笑)ここは少し長めにお話を聞きたかったので。では、こちらのインタビューを読んでいらっしゃる方のためにも少し思い出して頂く、コロナ騒動の経過まとめを入れさせて頂きます。
2019・12/1 中国、武漢で発症
2020・12/30 ゲノム配列解読、国際データベース(GISAID)登録
2020・1/15 日本、国内感染確認
2020・2/3 ダイヤモンドプリンセス横浜寄港
2020・3/11 WHOパンデミック宣言
2020・4/16 日本、緊急事態宣言13都道府県に
2020・4/18 国内感染者一万人超える
2020・5/25 緊急事態の解除宣言
2020・11/12 国内一日の感染確認1661人 一日として過去最多
2020・12/14 米、ファイザー社製ワクチン接種開始
2021・1/7 緊急事態宣言二度目
2021・1/27 世界の感染者1億人超える
2021・2/17 日本、ワクチン医療従事者に先行接種開始
2021・4/25 緊急事態宣言三度目
2021・7/23 東京オリンピック開幕
-と、まぁこのような流れで、最初のインタビューをお受け頂いた年の年末年始に掛けてが最初の波に当たるわけですが、そのあたりで予定が変わるといったことは?
H:ないですね(笑)年末は福岡で遊んでました。
-福岡では単独男性も呼ばれました?
H:呼びました。ですが今回とは事情がかなり違って、会ったことのない単独さんはナシで何年も遊んでいて素性も知ってる気心の知れた仲間と遊んでましたね。何故かと言うとあの時期、募集しても掛かる人が居なかったので。
-あー。やはりその時期は捉まらなかったんですね。
H:やっぱりこういう遊びを好む男性っていうのは少しバイアスが掛かっている傾向が強いんで、コロナに対しても過剰に反応する。だから、危ないと思っていたのは呼ばれる単独男性の方だった気がぼくはしています。
-単独の集まりが悪いというのは感じてらした。
H:集まりが以前に、応募する人、遊びたいという人が新規だとガタッと減りました。
-それは、自分がコロナに掛かりたくないということなのか、自粛ムードのこの時期にそんなところに行くべきでないという意識なのか、どちらだと思いますか?
H:うーん。それは単独さんそれぞれに聞いてみないと分からないことですが、ぼくは自分が掛かりたくないという方なんじゃないかと分析してます。
-では、自粛なのか理由はそれぞれでしょうが、応募が鈍化していた新規の単独さんがコロナ以前のように戻ったな、と感じられたのはいつ頃になりますか?
H:だいたい、2020年の3、4月くらいでしょうか。
-え!?それって世間では、自粛の最大のピーク時期ではないですか?
H:そうですね(笑)ぼくが思うに公にしている行動、仕事やオフィシャルな部分でその時期にそういうことをやっていたら、あの人なにやってるの?となるでしょうけど、あくまでマイノリティの世界での行動で指摘を受けるという恐怖感は全くなかった。
-でもその時にSNSにアップした写真に対して何か言われたとかは?
H:皆無です。
璃子さん(以下、璃):ないよね、DMも来てない。
-ゼロというのは意外ですね。それは先ほどマイノリティとおっしゃいましたが、閉じた世界だからなんでしょうか?
H:そうですね。基本的にクローズドでしょう、この世界って。そこで限られた人が遊んでる。そういう状況のマイノリティの中ではみ出したとしても別にいいかなって。もし、表の関係の中で孤立したらキツいけど、そもそもがマイノリティの中でハブにされても別に構わないと思ってました。それは璃子と梨夏との関係も一緒で、もしぼくがハブにされたことでこの人たちが居なくなるならやらないけど、他人からハブにされてもぼくら三人の関係は変わらないから別に関係ないよねって。
-なるほど。ただすいません。私が思うに、HALさんが自粛しなかったというのは個人の考えですのでそこに何も異論はないのですが、周りからやめろの圧力もない。そして単独男性もピークにも関わらず以前のように参加するというのが意外でした。
H:全く感じなかった。あったのかも知れないけど…。いや、ないよなぁ。しかも、集まる仲間たちも何にも出来ない時期が続いてたから、ぼくらが近くまで行くって連絡すればじゃあせっかくだから、となってその場でわちゃわちゃってなってました。
璃:それでただの風邪もひかないし、皆すごい元気(笑)
-ではその時期、影響力の強いインフルエンサーやタレントなんかが、今はがんばろう、乗り切ろうみたいに呼びかけしてましたけど、正直、バカみたいとか(笑)
H:いやバカみたいとは思いませんよ(笑)それはインフルエンサーの種類に依るでしょう。対外的な目を気にする立場の人は、あの時期、そう言わなきゃいけなかったというのは分かりますし、そこの裏でなにやってたかまでは分からない。ぼくらはそこで裏と表を使い分けるようなことは嫌いなんで、あるまま、ある状態を表現していただけですね。
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