三代目葵マリー編・その壱
(於:2017.3.3 新宿 喫茶店「集」)
”今は誰も知らない”元『ビデオメイトDX』編集長の松沢雅彦が、旧知のエロ仲間を訪ね歩いて思い出話に花を咲かせる当コーナー。第二弾はM気質の松沢にとって実質的には”主従の関係”にあると言ってもいいでしょう、三代目葵マリー女王様の登場です。
すでにベテランの域にさしかかった葵さんですが、ますますもって意気盛ん。
「人を串刺しにした」「チ○コを四つ切りにした」「キンタマ取り出した」--。
豪快な人柄そのままに、その口からはシチリア・マフィアも真っ青のぶっ飛びエピソードが次々と出てきます(笑)。今となってはここでしか聞けないような貴重な思い出話がいっぱい!! しかし、そこから滲み出るのは、アンダーグラウンドの世界で玉座に君臨し続ける稀代のエンターティナーの心意気。突き抜けた生き様はカッコいいっす!
リアル『本当にあったコワイ話』(笑)。心臓が弱い人は気を付けて読み進めて下さいw
まずは二人、『ビデオメイトDX』初登場及び両者の初対面となる1995年のインタビュー記事(注1)のコピーを見ながら,
松沢:久しぶりですけどやっぱりオーラありますね。
三代目:まあね、でもこれくらいパワーがないと安達さん(注2)にも元気ないねって言われちゃう。最近、優しくなったねって。でもいつまでもこれじゃさ、通用しないんじゃない、さすがにw
松沢:前回、鷲本さんに話を聞いた時にも話したんですけど、あまりに水城千春名義の『憎いほど男殺し』を見た時の衝撃がデカくて、「こういうのがあるんであれば、インディーズビデオを中心にビデオ情報誌で展開してやっていけるんじゃないか」と思ったのがきっかけなんですよ。
三代目:でもそれ正解ですよね。あれからインディーズビデオって結構出たから。今となっちゃえばなんだったんだろうって感じだけど。あの頃はホント良かったわ。
松沢:インタビューを申し込んだのはビデオの中の水城千春に会いたかったんですけど、でもその時にはもう三代目葵マリーになってたw
三代目:でも私まだ『マニア倶楽部』(注3)では水城千春で連載してるんだよ。二つの名前を使い分けてる。
松沢:そうなんですか。で、この時のインタビューなんですが、いきなり「初体験はいつですか?」って聞いてるw
三代目:そっからきたんですねw
松沢:とっかかりがなかったのかなあ?
三代目:きっと怖かったんじゃないかなw
松沢:そうかも。でも女王様に最初に聞く質問じゃないなw
三代目:でもエロ本のインタビューとしては普通じゃんw(注4) この頃って私、取材の約束を受けたりすると、電話の最後で「じゃあ、土下座して待ってて」って言ってたらしいんだよねw 怖くない? どうかしてたんだよねw 凄いイケイケだったんだよね。