松沢:あとあの、聾唖の子を紹介されましたよね?
三代目:高槻さん(注26)のやつだよね。刺青が入ってて黒い子。豹ちゃん(注27)。あれもママのところに面接に来たんだよ。で、ウチで働かせようって言って、それで高槻さんのところでドキュメントじゃないけど、Vを出して貰おうって。
松沢:一本だけですよね。
三代目:そう。豹ちゃんはVは一回だけでも、その後、本を書いたんだよね。売れたよね。
松沢:それでその時、豹ちゃんのインタビューもしたな。あっ、それでオレ、手話通訳の人を呼んだんだ。
三代目:じゃないとインタビューできないもんねw
松沢:「なんとかしてよっ!」って葵さんに言われてw、葵さんに言われたらなんでもしますよって。「聾唖なんだけど、言葉は聴こえない」「えっ? そうなんですか」。で、オレの友達が付き合ってた子が手話サークルで、その人に電話して頼んだら、「物書きをしていて手話できる人がいる」って紹介されて、ライターじゃないんだけど、どっか堅いところの社員なんだけど、文章も書けるからいいんじゃないって言われて、「じゃあ、お願いします」って来てもらって。で、葵さんと豹ちゃんと、オレがインタビューしながら写真撮って。で、その人が手話で聞きながら書いてたのかなぁ。
三代目:じゃないと記事書けないもんね。で、可愛かったんだよね。入れ乳だけどオッパイ大きくて。
松沢:背が小っちゃくて。
三代目:小っちゃくて。豹ちゃん、覚えてる。懐かしい~。色々いたね~、ホントにねw
松沢:そうですねw
三代目:いろいろあって。ボウズにした時も来てもらったね。
松沢:あれはなんでボウズになったんでしたっけ?
三代目:あれは捕まったあと出てきて。捕まった時(注28)は散々ワイドショーなんかでも報道されたのに、出てきたら誰も何もしてくれなかったから、イベントをやったw うふふっ。ゴメンねイベントみたいなのw で、ボウズにして逆さに吊ってもらって、千葉さん(注29)に背中に筆でなんか書いて貰った。
松沢:それ、どこでやったんですか?
三代目:ロフト。こう話すとヤンチャだよね。やりたい放題だよねw やれた時代だったからな~!
松沢:でもそこで必ず誰かが絡んでくるんでしょ?
三代目:うん。おかしな人がね。
松沢:「これやるぞ」って言ったら絡んでくるし、「こういうのがある」って持って来れば、「じゃあ、やろうか」ってなるし。
三代目:大人しくしてないよね。今でも変わらないけどね。『ロー協』(※後述)とかもやってみたりしてるから。なんか発信していたい。やっぱりず~っと。
松沢:それが売れるとかどうとか考えてない。
三代目:考えてない。お金を貰おうなんてこれっぽっちも考えてないからね。
松沢:「三代目ここにあり」ってことかな。なんかやってればそれに興味がある人が20人かも30人かもしれないけど、ウンコだったりデブだったり、ウンコ好きな人だったら、それにしか反応しないかもしれないけど、でも「三代目、あんなことやってるんだ」って必ずアンテナに入ってくる。
三代目:「やっぱり葵さんだったんだ!」っていうのが楽しいよね。まだ、それはやめられないな。
松沢:高校の時からプレイヤーとしてやってたから、常に奴隷に対して何かを見せてあげなきゃいけない、してあげなきゃいけないっていうヤツですよね。
三代目:そうそうそう。何かやっぱり特化しないと気が済まない人だからさ。三代目ならでは、っていうのはあるよね~。
松沢:この人が飽きないようにってこと?
三代目:そうそう。哀しい顔と退屈な顔と心配な顔はさせたくないからさ。それと人を悦ばせるのが大好きだから。それだけだよね~。