元エロビデオ雑誌ビデオメイトDX』(コアマガジン 1988~2010)編集長。写真は産湯に使っている本人。

マグナム北斗編・その壱の壱●あの人は今、のおいらが 同窓会の招待状を出しました(仮)第3回 招待状送付人 マグナム北斗 出席◯

数年前にさ、『ジーザス栗と栗鼠』をまた撮るゆう時にな。女優は琥珀うたとかいうオレはよう知らんのやけど、前田敦子のバッタモンみたいなヤツで、行ったら、三代目とかあの辺がおって。「せっかく来たんだから出れば?」って。「なんで出なあかんねん、こんなもん!オレ、こんな現場嫌いやねん」ってw 「オレは大人しい現場が好きやねん」ってw

(於:2017.3.21大阪・なんば千日前「与太ばなし」)


 元アダルトビデオ雑誌編集長の松沢雅彦が旧知の仕事仲間を訪ね歩いてエロの黄金期を振り返る、ご隠居感覚たっぷりのトークコーナー。今回登場して頂くのはAV男優の先駆けの一人にして、現在もタレント、リングアナウンサー等々マルチにご活躍中のマグナム北斗さんです。

 ひょんなことからAVの世界に入り、一気にスターダムにのし上がるさまは、まさに”伝説のポルノ男優”ジョン・ホームズさながら。その後も芸人、ライター、タレント、水商売、闘病と様々な経験をしてらっしゃいました。

 そしてその裏で繰り広げられた華麗な交遊録、華々しい女性関係…。ぶっちゃけトークで少年期からの半生を赤裸々に語って頂きました。氏の趣味であるディープなプロレス話も満載! ”ブレーキのない暴走機関車”マグナム北斗さんの過激な裏話はどこまで公開できるかわかりませんが、思わず松沢も嫉妬した限界ギリギリ・危険度MAXの爆笑トークをお楽しみ下さい。


マグナム:なんか数年前にさ、『ジーザス栗と栗鼠』(注1)をまた撮るゆう時にな。女優は琥珀うたとかいうオレはよう知らんのやけど、前田敦子のバッタモンみたいなヤツで、その時、オレは大阪にいたのよ。カンパニー松尾(注2)から電話かかってきて、なんか制作のやつが大阪にオモロい大人のおもちゃを頼んでいたらしい。ところがロケの二日目の朝に届くことになってて、初日じゃなくてな。「それじゃ間に合わんやろうっ!」って制作を怒りまくって、「どないすんねん!? 取りに行け~!」ってなって。「いや、今から取りに行っても無理ちゃうか~?」ってなって、「大阪にオモロいヤツおるさかい」言うて電話かかってきて、「ゴメン、持ってきてくれない?」って。

松沢:かはははっ。

マグナム:「なんやねん、それ!」ってw でもあまりにバカバカしい話やから「おもろい、取りに行たろか?」ってなってw 「で、どこに取りにいくねん?」って。どうせ、ミナミの大人のおもちゃ屋やと思うたら、「ヤマトの集配センターがあるから」「どこやねん?」「四条畷」「エエ~っ!?」って。

松沢:四条畷?

マグナム:ということはこっからね、京橋から東西線に乗って四条畷に。そっから歩いて集配所を探して、引き取って。また東西線に乗って京橋に出て、そっから大阪駅に行って新大阪に出て。その時点でもう四時間ぐらいかかってるんです。そっから新幹線に乗って。それからあれはどこや? 渋谷の…原宿のスタジオやな。スタジオに持って行って。で行ったら、三代目(葵マリー)とかあの辺がおって。「せっかく来たんだから出れば?」って。「なんで出なあかんねん、こんなもん! アホらしい。嫌やオレ。気色の悪い。誰やねん、こんな女? 知らんわ~!」言うてw 「オレ、こんな現場嫌いやねん」ってw 「オレは大人しい現場が好きやねん」ってw