マグナム:そうだね、全日本がダメだったんで。
松沢:あの時も、ネタ持って来なかったっけ? 木村政彦の…。
マグナム:ハイハイ。息子かなんかの話でしょ?
松沢:息子だか孫の話が出てきて、で「何かやりませんか?」って。それで「九州かどっか行きませんか?」っていう話で。でも行く直前に三号目だったんだよ。で、行っても良かったんだろうけど。
マグナム:そうですよね、確か。力道山戦の裏話を…。
松沢:まっ、裏話聞きたいとは思っていたけど。
マグナム:あれは結局、その後に小説になったじゃないですか? 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』。そこの元ネタになった部分じゃないですかね?
松沢:いやいや、彼(注63)は言わば当然、柔道の人だから、そこで人間・木村政彦っていう話を聞いてるし、知ってるし、それをちゃんと知らしめたいので、ということだったんだけど、オレの感覚ではプロレス雑誌なので、ぶっちゃけどうなんですか? ってことしか考えてなかったww
マグナム:そうなんですか?
松沢:あん時、あったんですかね~?って。でも、ああいう本が出ちゃうと、「あ~っ、やんないで良かった~!」って思うよねww ヒヒヒッ! 中途半端にやんないでよかったね~。
マグナム:だからあの時ね、新日本だったらなんでもやってくれるけど、かと言って「大仁田出すの嫌だなあ~」って言ってたんだね。もうちょっとマイナーな人か、変な人のところに行った方がいいだろうって。上田勝次だ、キム・ドクだってどこもいかないようなw
松沢:オレ、キム・ドクとの写真を出された時(注64)に、「オレ、当時こんなんだったんか?」と思ったよw
マグナム:そうだよ。あんなんですよw
松沢:あれはね~、キム・ドクが色んなところで…、全日本だったか?
マグナム:新日本。新日本で栗栖さんと組んでた頃よ。
松沢:京王プラザだから親日か。その時にキム・ドクにインタビューで部屋に行ったの。で、飲みながら話を聞いてね。
マグナム:あれは誰が書いたの?
松沢:平地じゃなかったっけ?
マグナム:オレと違う。
松沢:違う? じゃオレ?w(注65)
マグナム:で、「『リベラ』に食いに行こう」って。
松沢:そうそう。終わってね。11時くらいだったな。
マグナム:「オレが奢るぜ」って言いだしてね。で、『リベラ』でステーキ食って。
松沢:オレ、よく一枚食えたと思うよww
マグナム:あそこのね。1ポンドって440~50くらいある。デカイんだよね~。で、あの頃ね、『リベラ』のオヤジってすぐにW☆INGのブルゾンとか作っちゃうんですよ。